復旧とサインイン
シードフレーズのないウォレットで一番むずかしいのは復旧です。12 個の単語がないなら、 新しいスマートフォンでどうやって戻るのか。Vela の扱い方をそのまま説明します。
しくみ
ウォレットを作成すると、2 つのものが Vela のパスキーインデックスに公開されます。
- パスキーの公開鍵(秘密鍵は決して公開されません)。
- ウォレットに付けた名前。
公開鍵はスマートコントラクトを通じて Gnosis ブロックチェーン上に保存されるので、 誰でも読めますし、Vela のサーバーが動き続けているかどうかにも依存しません。
一方、秘密鍵はプラットフォームのキーチェーンが同期するパスキーです。Apple の 端末なら iCloud キーチェーン、Android なら Google パスワードマネージャーです。
新しい端末でサインインするには:
- 同じ iCloud または Google アカウントに、キーチェーン同期を有効にしてサインイン します。
- Vela を開き、サインインを選びます。
- パスキーで認証します。同期されたパスキーはプラットフォームが、対応するアカウント はインデックスが提供します。ウォレットが戻ってきます。
このインデックスはキャッシュであって、単一障害点ではありません。もし到達できず、 アカウントもローカルに残っていない場合、Vela は 2 回のパスキー署名から端末上で公開鍵 を再構成し、そこからウォレットのアドレスを導出し直せます。サーバーは関与しません。
正直な限界
セルフカストディは、責任が本当にあなたにあるということです。理解しておくべきことを 書きます。
実務的な助言:
- キーチェーン同期はオンのままに。 パスキーを端末間で運ぶのはこれです。
- Apple / Google アカウントを守る。 強いパスワードと、そのアカウント自身の復旧 手段を整えてください。そのアカウントは、いまやウォレットの安全の一部です。
- 可能なら複数の端末をサインインさせておく。 そうすれば、スマートフォンを 1 台 なくしても面倒事で済み、危機にはなりません。
Vela にできること・できないこと
- できること: 公開インデックスを通じて、アカウントを見つけ直す手助け。
- できないこと: 資金を動かすこと、ウォレットを凍結すること、秘密鍵を取り戻す こと。Vela はそれを持ったことがありません。それがセルフカストディの意味そのもの であり、そのために引き受ける取引でもあります。