概要
Vela は EVM ネットワーク向けのセルフカストディのスマートウォレットです。鍵は あなたのものですが、書き写すシードフレーズはありません。署名は、顔や指紋で使う パスキーで行います。
このドキュメントでは、始め方、ウォレットの作成、トークンの移動、そしてその裏側に あるセキュリティモデルを説明します。
短くまとめると
- セルフカストディ。 あなたの資金を動かせるのは、あなたしか使えない鍵だけです。 Vela(会社)はあなたのお金を動かすことも、凍結することも、取り戻すこともできません。
- シードフレーズなし。 署名鍵は、端末のセキュアな領域に保管されたパスキーです。 なくしたり、フィッシングで抜かれたりする 12 個の単語は存在しません。
- Safe のスマートアカウント。 各ウォレットは Safe のスマートコントラクトで、ERC-4337 のアカウント抽象化で動きます。だからこそ、 パスキーで署名でき、承認する前にすべての取引を読めます。
- 12 ネットワーク、ひとつのアドレス。 Ethereum、BNB Chain、Polygon、Arbitrum、 Optimism、Base、Avalanche、Gnosis、Unichain、Tempo、Monad、World Chain——さらに 自分で追加したネットワークまで、すべて同じアドレスです。
- 読める署名。 ディスクリプタがある限り、取引は人が読める意図に変換されます (ERC-7730)。ない場合は、できる範囲のデコードに切り替えたうえで警告します。 読み解けない呼び出しは、隠さずに印を付けます。
- オープンソース。 ウォレットとそのすべてのサービスは GitHub で公開されており、 何をしているのか誰でも確かめられます。
- まだアルファ版です。 Vela は動きますし、実際のお金も入っていますが、何年もの 本番運用で鍛えられたわけではありません。少額から始めてください。 アルファについての記事に、その意味を書いています。
誰のためのものか
Vela は、シードフレーズの管理という落とし穴なしに本当のセルフカストディを望む人 ——そして一度それで痛い目を見た人——のために作っています。自分のスマートフォンの ロックを解除できるなら、Vela は使えます。
次に読むもの
- Vela を使い始める —— ブラウザで動くので、ダウンロードは不要です。
- ウォレットを作成する —— 最初のウォレットは 1 分ほどで。
- パスキーのしくみ —— セキュリティモデルを平たく説明します。
- ホワイトペーパー —— 全体のアーキテクチャと信頼モデル。
どう使うかよりなぜ作ったかに関心があるなら、ブログに Vela がどう 作られてきたかを書いています。